【ジャズシンガー・akikoさんへインタビュー】 ジャズのように自由な発想で生まれた“JAZZ BERET”誕生秘話
2024.09.20
Information
2024年10月2日(水)から、オーバーライド一部店舗とオンラインストアにてジャズシンガー・akiko氏とarthのコラボレーションアイテム“JAZZ BERET”を発売。
発売に先駆けて、akikoさんご本人に“JAZZ BERET” 誕生秘話からご自身についてのお話をたっぷりお伺いしました。
>>(関連記事)arth Meets Jazz singer akiko “JAZZ BERET”
2001年、名門ジャズレーベル「ヴァーヴ」初の日本人女性シンガーとして契約。フランスの名プロデューサー、アンリ・ルノーのもとパリにてレコーディング、同年6月、アルバム『ガール・トーク』デビュー。以降、ジャズというジャンルに捕われず、毎アルバムごとに違ったスタイルを次々と提案していく様が注目を集める。
音楽以外にもファッションやライフスタイル分野でのコラボレーションやプロデュース、選曲、執筆など、活動は多岐に渡り、声を使ったボイス・ワークショップや子供のためのジャズワークショップの他に、アーユルヴェーダワークショップやリトリートツアーなども開催し、音楽性やファッション性のみならず、そのライフ・スタイルにも多く支持が集まる。
akiko Official Website
・・・歌を歌い始めたのはいつからですか?
19歳くらいの時、学生になってからで、実はそれまでジャズって意識して聞いたことがなかったんです。当時アルバイトをしていたマジッククラブでギターを弾いてるおじいさんがいて、「その曲知ってるから多分歌えます!」と言って歌い始めたのがきっかけでした。歌い始めたのと聞き始めたのが一緒だったという、少し変わった経歴なんです。
・・・akikoさんにとって、ジャズの魅力は?
ジャズって自分の好きなようにテンポやキー、リズム、時にはメロディーを崩して歌ったり、自由にしていい音楽なので、これなら自分でもできるかなと思って歌い出したんです。
誰がオリジナルで誰がカバーでということに縛られず、みんなそれぞれの受け止め方、アウトプットの仕方があるのが良いなと思う。だから、「自由」なところが一番の魅力ですね。
・・・akikoさんはどんなジャンルのファッションがお好きですか?
10代のころ、1940〜50年代のファッションにすごく影響を受けていたので、クラシカルなファッションが好きなんですが、そうじゃないものも好きで。特に私の場合、音楽とファッションを常に結びつけているので、作る作品に合わせて、毎回イメージを変えて楽しんでいます。
ファッションやメイク、音楽もそうなんですけど、自分の好みや得意分野はあるけれど、それに縛られすぎると自分で選択肢を狭めてしまう気がして、あまり決めつけ過ぎずに何でもトライしてみるようにしています。
・・・普段はどういう帽子がお好きですか?
ベレー帽やニット帽、キャップ、夏は麦わら帽子やカンカン帽、本当になんでも着用するのですが、やはりクラシカルなものや流行りではないものを見つけるのが特に好きですね。以前OVERRIDEさんでもコラボさせていただいたのですが、当時「シザ―トーク」というトーク帽を探していて、なかなか売っていなくて。それでコラボレーションで作らせていただいたんです。時にはそうやって作ったりもして、帽子を着用することを楽しんでいます。
・・・arthでは「頭にあたらしいものを」という想いを込め物作りをしていますが、akikoさんのスタイルと共通する部分はありますか?
ジャズってすごく歴史が深く、古典的なものの素晴らしさも大切に思っているし、リスペクトもしているんですが、同時に常に進化していくものだと思っていて。arthさんの、“常に新しいものを作り出していく”というコンセプトとはすごく近い部分があるなと思いました。
今回のベレー帽も、クラシカルなベレーをアップデートしてくような感じで。私がジャズで常に表現していることに、すごくシンパシーを感じました。
・・・今回、ベレー帽を作りたいと思った理由と特にこだわった部分を教えてください。
ベレー帽って、シンプルだけど難しいなと思うんです。だから、いいかぶり方を自分なりに見つけたい、と思ったのが大きな理由ですね。
今回のベレー帽は、最初から傾いたようなデザインで、とても被りやすい形をしているのですが、被る深さや傾き加減のアレンジが利いたり、リボンも2種類付けているので、その日の気分でリボンを変えたり、結び方や結ぶ位置によっても雰囲気を変えられるんです。ひとつのアイテムで何通りものバリエーションを楽しめる、ということに一番こだわりました。
・・・赤にこだわられていた印象があったのですが、その理由は?
赤って、例えば口紅でも、ワンポイント差すだけで一段階自分のテンションを上げてくれる、すごく簡単にファッションのランクを上げてくれる色だと思うんです。あまり他のことを頑張らなくても、とたんに映えるし成立する。ちょっと派手で抵抗があると感じる人もいるかもしれないけど、強力なパワーがある色だと思ったので、今回赤を取り入れました。
・・・インスタグラムでよく素潜りをされているのを拝見するのですが、どれくらいの頻度で、どういったきっかけで潜られますか?
頻度は特に決めず、時間が空いたら1〜2時間だけ海に潜って帰ってくる、なんてこともあります。温かくて、波も穏やかな季節で、以前は沖縄とか石垣島に行くことが多かったのですが、最近は葉山や御蔵島に行くことも。この前海外に行った時は、スーツケースにフィンとマスクも入れて、イタリアでも潜ってきました。美容のためには日焼けを避けるべきかもしれないけど、それよりも海の中に行きたい!という欲が勝っちゃって(笑) それぐらい海、水の中が大好きで、私のエネルギーの源なんです。
・・・音楽のみならず様々な活動をされているakikoさんですが、忙しい日々を楽しむコツは?
よく忙しいイメージを持たれるのですが、仕事柄、遊びの延長のような楽しいことばかりなので、自分では忙しいという実感はないんです。もちろん、仕事だと楽しいことばかりではないけれど、その大変さも含めて「味わう」という風に心がけています。何でもポジティブにという考えよりは、辛いこと、苦しいことも生きているからこそ経験できることだと思うし、自分の好きなことを見つけて浄化、発散しつつ、膿をためない、自分の中にためない。心身ともに健康でいることかなと思います。
・・・最後にぜひ、お客さまへのメッセージをお願いします!
このベレー帽は、ベレー帽初心者の方でも被りやすく、沢山のバリエーションもあって、本当に長く楽しんでいただけると思います!今回特別にお願いをして、専用の箱もつけてもらっているのですが、帽子の収納だけでなく何か違うものを入れたり、お部屋に置いてインテリアとしても楽しめる可愛い仕上がりになっているので、もはや一石三鳥!と言っていいぐらいお得です。皆さまもぜひ、手にとっていただけたら嬉しいです!
《発売日》
2024年10月2日(水)~
《取扱店舗》
OVERRIDE ONLINE STORE
OVERRIDE 神宮前
OVERRIDE 新宿高島屋
OVERRIDE ルミネエスト新宿
OVERRIDE 南堀江
OVERRIDE 阪神梅田本店
OVERRIDE/kaorinomori アミュプラザ博多
Chapeau d’O Ginza
Chapeau d’O Nagoya
arth Meets Jazz singer Akiko ”Jazz Beret”