Crew’s Journal Vol.6
2026.02.05
未分類
皆さま、こんにちは。
Crew’s Journal Vol.6。今回は、MDの日比野が担当します。
植物と帽子とバレンタイン。
というタイトルで、私の好きなものの意外な共通点にてお話します。

私のライフスタイルに欠かせないのが、自宅で大切に育てている「ビカクシダ」たちです。ベランダで日光を浴びる姿や、室内の壁を彩る独特の造形美を眺める時間は、何にも代えがたいリラックスタイムになっています。
そんな植物好きのコミュニティで、たびたび話題にのぼるのが「カイガラムシ」の被害。植物の栄養を吸い取ってしまう彼らは、園芸を愛する者にとってはまさに天敵です。SNS上で見るSOS写真を見るたびに、我が家の子たちは無事だろうかと目を光らせる毎日です。
そんな嫌われもののカイガラムシですが、今の季節に欠かせない「あるもの」を輝かせている事を知っていますか?
・甘い光沢の正体
もうすぐバレンタイン。街を彩る煌びやかなチョコレートですが、実はその表面を美しくコーティングする光沢剤の原料は、カイガラムシが分泌する天然樹脂「セラック(シェラック)」。私たちがバレンタインに楽しむあの一粒にも、実は彼らの力が宿っているのです。

・帽子が必要とする「虫」の仕事
そして、帽子屋である私にとっても、カイガラムシは自宅以外では切っても切れない間柄です。
arthで取り扱うフェルトハットや、これからの季節に活躍するパナマハット。そして、驚くほど緻密で、まるで絹のような光沢を放つブンタールハット。これらの美しいシルエットを形作り、凛としたコシを与えているのも、同じ「セラック」なのです。
現代では化学的な糊も多く存在しますが、arthが天然のセラックにこだわるのは、湿気への強さや、使い込むほどに馴染む独特の弾力など、自然由来にしか出せない「味」があるからです。
冬のフェルトから、夏のパナマ、そして最高級のブンタールへ。素材は変わっても、カイガラムシがその形を支え続けてくれています。


・厄介者の正体は、美しさの立役者。
「Try something new on your head」を掲げるarthのモノづくりの根底には、こうした古くから続く自然の恵みへのリスペクトが流れています。
植物にとっては困りもの。けれど、バレンタインのチョコを輝かせ、大好きな帽子を美しく保ってくれる。
「今日もこのカイガラムシのおかげで、ハットの輪郭が美しい」
そんな様には思う事はありませんが、自分が好きなものに対し、1種の虫が、相反する影響を及ぼすという事が非常に面白いなと思いました。
まだまだ気温が低く、あと数か月はフェルトハットの時期が続きます。arthではオンラインストアでのハットの展開も充実しておりますので、是非ご覧ください。
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